ご質問ありがとうございます! B類数学コース1年のさるると申します。
私自身、後期試験に合格して学芸大に入学しました。後期試験を経験した友人の経験談も併せて、令和6年度入試の内容を主に紹介いたします。なお、ここに記す情報は学生の経験をもとにしたものであり、学芸大公式の情報ではないことに留意してください。
面接は10分間かけておこなわれました。
最初に「今まで学んだ数学の分野で最も印象に残っているもの」を聞かれました。この質問はここ数年でよく聞かれる内容だそうです。
口頭試問では以下の質問が書かれた紙が黒板に張り出され、同時に試験官の先生からも問題が読み上げられました。
問.すべての項が素数からなり,公差1以上,項数rの有限等差数列を考える.例えば初項3,r=3であれば,{3,5,7},{3,11,19}などが挙げられる.
(1)初項が5でr≧4となる例を挙げよ.
(2)初項がpであるとき,r≦pとなることを証明せよ.
この問題を黒板を自由に用いて解答するという方式でした。口頭試問では、基礎を理解しておけば解ける問題が出題される傾向にあります。また、解答が進まない場合、先生からヒントをいただけることもあります。解答に行き詰まってしまったとしても、ヒントを聞けば解答を進めることができるはずです。
ここからは私個人の見解ですが、あまり慣れていないであろう面接の練習に時間を割く方が良いかと思われます。私は高校の先生にお願いして面接練習を何回もおこなっていました。そのときには、①自分の興味関心、②理想の教師像、③なぜ学芸大でなければならないのか、ということを意識すると、自分の信念を主張する良い自己アピールができるのではないでしょうか。また、口頭試問の対策としては教科書や参考書を見直し基礎事項を確認することが効果的です。人前で発表することを除けば普段の数学のテストとほとんど変わらないので、今までご自身でなされてきた勉強法で勉強すると良いでしょう。
フルーツさんの努力が実ることを願っております。頑張ってください!!!